うるう年の2月の末日のこと。
早番の仕事が終わって会社を出ると雨がやまないままだった。傘をさすほどでもない、いやさすのが面倒臭い、違う、濡れた傘を乾かすのが面倒臭い気持ちが勝って小走りで大阪駅へ向かった。
結果、これが行けなかった。
三木楽器梅田店と、ねぎ焼きやまもとが向かい合う道を進み、雨宿りがてらESTの中を通って行こうと走る進路を右方向に変えた瞬間、左足首外側に強い衝撃が走った。自分に何が起こったのかが分からない。転倒は免れたけど、衝撃のあった左足首の感覚が消える。力が全く入らない。足を引きずりながらESTの店内に入って立ち止まり、左足を見つめる。痛みは少ないが、力は入らない。でも動くのは動くようだ。なので、そのまま大阪駅へ向かい、家路を辿った。
帰宅して靴を脱ぎ、更に靴下も脱いだ。
左の足首が随分腫れてきていた。どうやら、明日が見頃のようだ。夕方帰ってきた妻に呆れられ、湿布をしてもらった。
で、翌朝になって・・・
痛みは左程ひどくなっていないのだけれど、やはり腫れが大きくなっている。
この週末に控えていた、丹波篠山ABCマラソンの出走は控えることにした。
このマラソンも松本マラソン同様、エントリーはするものの、出走するに至らないケースが多い、縁の薄いレースだ。
ちなみに、翌日に再び捻挫した場所を確認してみると、道路の端に引かれている白線の舗装が線に沿って縦7,80センチ 幅10センチ、深さ数センチほどの凹みがあった。どうもこの凹みにジャストなタイミングで足を突っ込んだことが原因らしい。
不運なのか不幸なのか、はたまた試練なのか。