おっさんにマラソン

おっさんにマラソンを当てがってみた記録と思索

節目と別れのメリパナイトラン(607~616回)

2025年6月から8月にかけて行ったメリパナイトランをふり返ってみる。

開催された回を個別に見ると、似たような内容でもあり、でもそれぞれに違うものだよね~っていう記録になるけれど、期間で振り返るとメリパナイトランの「流れ」みたいなものが浮き上がってくるような気がする。

 

6月初旬のメリパナイトラン。

たまたまオッサンの結婚、いや再婚記念日と重なる日だったのを気持ちの奥にしまい込んだまま走ろうとしていたんだけど、参加メンバーからそのことを指摘されて急遽、再婚3周年お祝いランとして行うことになった。

とてもありがたいこと。

しかし、この日の数日前に、六甲縦走キャノンボールランや東神戸マラソンなどの草レースを主催、神戸市灘区水道筋で焼き鳥屋を営んでいた「しんちゃん」こと、殿本真一くんが急逝されたという知らせが飛び込んできた。

メリパナイトランに参加してくれる人たちも、多くが彼のことを知っているし、彼の主催したレースに参加している。それぞれが、突然すぎる彼の死をどう受け止めたらよいのか混乱したままの夜に、のほほんと祝いの宴を開くのもどうかと考えた。

ただ、オッサンは普段からこう考える。

暮らしの中で起こる哀しみや喜びは、全部受け入れて、いや出来ないなら受け入れるふりでも構わない。受け入れることが出来なかったモノゴトがあれば、それがこぼれていくのを横目で追いながら自分の心に刻み込んで自身が歩みを続ける原動力に変換していく。

それが営みってもんじゃないかなと。

なので、この夜は、しんちゃんのことを思い出しながら皆盛大に盛り上がって、それぞれの時を過ごした。

さて、別れの次は「旅立ち」だ。

もともとは神戸にある日本最初のコワーキングスペース「カフーツ」で知り合った(たぶんそうだっだ)M田M里さんが、任期付きで内閣府のお仕事に就くため、単身で東京へ行くことになったそうだ。

なので、メリパで壮行会的打上げを行った。

着任したのが7月だったから、そこから豪雨や地震や津波警報などが次々と起こっているので、恐ろしく大変な日々を過ごしていらっしゃるのだろうと思う。

しかし、国のために、いや国に住み暮らす人々のために、持っている知識や知恵をフル稼働させて働くのは、とてもやりがいのある仕事なはず。
住み暮らす人々のなかには、「やってもらって当たり前」とか思っている方も少なからずいるだろうけど、くじけずに頑張ってほしいと祈っております。

普段と比べてとてもガヤガヤした回も一段落。

今まで通りの雰囲気でメリパナイトランは行われる。

色々なところからやって来て岸壁に一休みする船から流れてくる油の匂いを肺に流し込みながら走るのは、メリパナイトランならではの体験ではないだろうか。

ここからしばらくは、メリケン亭での打上げで話題になった内容が暴走気味になった。

あるときは、「ランニング女子目当ての『イタイ男』『しょーもない男』談義」

またあるときは、「整形を重ねたタレントは、最終的に『清川虹子』になる説の検証」といった風。

メリパナイトランに参加する百戦錬磨のランニング女子から、言葉という名の砲弾が容赦なく全弾発射される。これを書くしょーもないオッサンは、ただただ身を小さくして砲弾を避けることに専念するしかなかった。

そんな(どんな?)打上げや、走る前の腹ごしらえに、メリケン亭では裏メニューでもない(継続性がないから)「一期一会メニュー」もある。

夕飯喰い損ねてメリケン亭に辿り着いたとき、おいてあるカップ麺でも食べてしのいでおこうとマスターに注文すると、「カレーあるで、作ったるわ」と餃子の王将の皿に盛ってくれたカレーが、やたら美味かったのでここに記録しておく。

参加メンバーが差し入れてくれる「お土産」の幅も相当広い。

北は北海道、南は石垣島、時々海外なんてのも珍しくない。
ランニングだけでなく、色んな趣味を無理なく愉しんでいる方が多いというのも、メリパナイトランの良いところだと管理人は、おこぼれをいただきながらシミジミと感慨にふける。皆がガヤガヤ喋っている横で、チーンと黙って座って呑んでいるときは、だいたい「ふけって」いるときですから。

7月がやってくると、モザイクやアンパンマンミュージアムの西側の石畳の道に風物詩が訪れる。

その辺りは、日が暮れて暗くなっても、それほど照明がないため、ほど良い暗さになっている。そこに10メートルおきくらいの間隔で、海に向かって平行に簡素なベンチが並んでいる。そこに学生の男女がピタっと寄り添ってチュッチュしている初々しい姿を見ることが出来る。15年も続けていると、それを横目に走ることに季節を感じてしまうのだった。

梅雨もあったのか無かったのか。
来る日も来る日も火曜日の夜は暑い。
メリパナイトランと共に歳を重ねる参加メンバーも、年を重ねるにつれ暑さに弱くなっていって、「ショートカット」や「ウォーキング」でメリケンパークを愉しむ方も増えてきた。

もちろん、暑いからやめておこうという方もいらっしゃるので、この時期は通常に比べて参加人数が少ない傾向にある。昔は秋にあるフルマラソンに向けて頑張ろう~っていう人が自身を含めて多かったけれど、そういう感覚を強く持っている人は、他のコミュニティに行っちゃったから仕方ない。これも又人生だ。
こういう時の打上げで、ゆっくりとした雰囲気で喋りを愉しむのも格別だから全く気にならない。

そうやって、ノンビリが続いたあとには、必ずワチャワチャがやってくる。

参加メンバーの歳は平等に均等に積み重なっていくわけだが、特別な節目の「重ねる時」がある。

ある夜、昔から参加し続けてくれる「世界のミキ・カマタ」さんが、還暦となる誕生日がメリパナイトランの開催日(火曜日)と重なった。

なので、事前にケーキやスパークリングワインを用意し、簡単な飾りつけをして彼女の人生の節目をお祝いした。

このあと、この「節目」は他の参加メンバーにも続々と訪れるため、赤いチャンチャンコと帽子セットを購入したのは、ここだけの話。

暦では「さよなら夏の日」だけど、まだまだ大変そう。

次回もしれぇ~っと続けますか。